私は過去に、◯◯ネイチャー(大手ウィッグメーカー)で美容師として勤務していました。
そこに来られるお客様の多くは、すでに薄毛に悩み、ウィッグなしでは外に出られない状態の方ばかりでした。
働く前は「おしゃれなマダムが通う場所」というイメージでしたが、実際は違いました。
そして、その中には「間違った白髪染めやケアを続けた結果、取り返しがつかなくなった方」も少なくありませんでした。
今回は、実際に私が現場で見てきたリアルな話をお伝えします。
1週間に一回のホームカラーで薄毛になった
Yさんはウィッグを購入する前は、1週間に1回のペースでホームカラーをされていたそうです。
とにかく1mmでも白髪が出ると嫌になるそうで、ホームカラー材は常にストックがあり気になったらすぐに染めれるようにされていたそうです。
Yさんは40代から白髪があり本格的に染め出したけど、1週間で気になってしますYさんは次第にホームカラーの手軽さから白髪が1mmでも出たら染めるを繰り返していたそうです。
何年か染めているうちに、娘さんから「お母さん薄くなったじゃない?」と言われ白髪も気になるけど薄毛も気になるようになってきて、鏡で見る自分の前髪の薄さに気がついたそうです。
自分で見ていると変化に気がつくにくく、家族や他人に言われ気がつく人も多いです。
私がお会いした時には、うっすら頭の輪郭が見える程になっていて、ウィッグの相談に来られました。
その時にYさん「私の母親は白髪はあったけど薄毛ではなかったのよ…」
一般的に使われているカラー材は頭皮にダメージを与えます。
何年もホームカラーを週1回されれば頭皮に負担もかかると思います。
このようなケースは珍しくなく、「気づいた時には戻せない状態」になっている方も多いです。
1ヶ月に一回白髪抜き
この方は毎月のびてくる白髪を抜いていました。
白髪が生え始めた30代の頃からだったそうです。
見えるところは自分で抜いていましたが、見えないところは娘さんに月1回、1本10円で抜いてもらっていて、娘さんが大きくなったら、お孫さんに1本10円で抜いてもらっていたそうです。
しかし、この方も娘さんの一言で薄毛に気がついたのです。
お孫さんに抜いてもらおうと、娘さんに伝えたところ「もう抜くの辞めた方がいいんじゃない?お母さんハゲてるよ」
それから、鏡を見るたびに薄毛が気になるようになり、ウィッグの相談に来られました。
カウンセリングの時に「もし、戻れるなら絶対に白髪は抜かない。白髪は嫌だけど薄毛はもっと嫌」と言われてました。
やばい白髪染めというか、やばい白髪ケアでした。
「白髪は嫌でも、髪がなくなる方がもっと辛い」これは実際に何人も聞いた言葉です。
泡カラーで髪がチリチリに
泡カラーが発売されて、染める手軽さから使用される方も多いですが、泡カラーのダメージは最強です。
初めのて染める場合は泡を揉み込むだけでムラなく染まるので簡単で染める方も多いですが、髪は痛むと絶対に修復しないので、使えば使うほど髪が痛みます。
しかし、手軽さから何度も使われてすごいダメージなってから美容室に駆け込む方がいました。
その方は、予約ではシャンプー・ブロー。
来店された時に、頭を押さえていて席についた時に、髪にブラシが絡まって取れない状況になっていました。
家で泡カラーをしていて濡れた髪をブラシを入れたところ、絡まり出していきブラシが取れなくなったと言われていました。
どうすることもできず、とりあえずシャンプー・ブローでなんとか出来ないかと思ったそうです。
ブラシに絡まった髪は全く取れず、最後にハサミを入れました。
ダメージは徐々ではなく、一気に限界を超えることもあります。
最後に
白髪は年齢とともに増えていきますが、ケアの方法を間違えると「髪そのものを失うリスク」があることを、私は現場で何度も見てきました。
白髪を隠すことばかりを優先するのではなく、「どう付き合っていくか」がとても重要です。
実際の状態によって選ぶべき方法は変わるため、不安な方は一度美容師に相談することをおすすめします。
髪のケアや扱い方には、意外と知られていない間違いも多くあります。
正しいケアを続けることで、これから先も自分の髪で過ごしていくことは十分可能です。


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