美容師を30年間続けてきた私が、今でも忘れられない商品との出会いがあります。
それが「アデュールパセ(ADIEU LE PASSÉ)」です。
美容師になって約20年が経った頃、私はカラーやパーマの施術後に残る薬剤成分やアルカリへの対応に悩んでいました。
いろいろな処理剤を試しても、どうしても納得できない。
「もう、これ以上はどうにもならないのかな……」
そんなときに、偶然出会ったのがアデュールパセの「フイヤージュ」でした。
それから約10年。
今では私自身がアデュールパセの専属講師として、商品の魅力や実際の使い方を伝える立場になっています。
でも実は、最初から商品のよさが分かったわけではないんです(笑)。
今回は、私がアデュールパセと出会ってから、10年以上使い続けるようになった理由をお話しします。
何を試しても納得できなかった、カラー後の髪の状態
美容師として長く仕事をしていると、カラーをした直後はきれいなのに、次に来店されたときには髪が傷んでいるお客様を見ることがあります。
もちろん、髪のダメージにはカラーだけでなく、毎日のアイロンや摩擦、紫外線など、さまざまな原因があります。
それでも私は、施術後の薬剤の処理について、もっとできることがあるのではないかと考えていました。
当時もpHコントロール剤やバッファー剤など、いろいろな処理剤がありました。
でも、使ってみると独特のにおいが残ったり、髪のきしみが気になったり。
思うような仕上がりにならず、ずっと悩んでいたんです。
そんなある日、飛び込み営業で来られた方に、この悩みを相談しました。
すると、
「それなら、こういう処理剤がありますよ」
と、フイヤージュのサンプルを3個いただいたんです。
これが、アデュールパセとの最初の出会いでした。

サンプルを3個使っても、正直よさが分からなかった
せっかくいただいたので、さっそく使ってみました。
最初はシャンプー前の乳化のときに使用。
でも、よく分からない。
次はシャンプーが終わった後に使ってみました。
やっぱり、よく分からない。
電話で使い方を聞いて、シャンプーボールにお湯をためて、希釈したフイヤージュを頭皮と髪にかけてみました。
それでも、はっきりとした違いを感じられませんでした。
普通なら、ここで使うのをやめていたかもしれません。
でも私は、どうしても気になったんです。
「本当にこれで合っているのかな?」
結局、いただいたサンプルを全部使い切ったあと、メーカーに直接電話しました。
すると、詳しい方がお店まで来てくださることになったんです。
そこで、改めて使い方を教えていただきました。
当時教わったのは、シャンプーボールに約3Lのお湯をため、フイヤージュを3プッシュ入れ、カップで頭皮と髪に繰り返しかけ流すという方法でした。
ただ、実際にやってみると、これが意外と難しい。
お湯は時間が経つと冷めてくるし、均等にかけるのも簡単ではありません。
それでも私は、もう少し丁寧にかけてみたら何か変わるのではないかと思っていました。

友人の髪で試してみたら、驚くことが起きた
ちょうど5月頃、少し暖かくなってきた時期でした。
友人がカラーをしに来てくれたので、協力してもらい、いつもより時間をかけてフイヤージュを使ってみたんです。
すると、シャンプーボールのお湯に変化がありました。
白っぽいネバネバしたものが出てきたり、泡が濁ってベタついたように見えたり。
「えっ、何これ?」
今までとは違う変化に、本当に驚きました。
私は当時、髪や頭皮に付着していた皮脂やヘアケア剤などが洗い流されているのかもしれないと考えました。
ただし、実際に何の成分が出てきたのかを分析したわけではないので、すべてがシリコンやポリマー、汚れだったとは断定できません。
それでも、私にとっては印象的な出来事でした。
その後、トリートメントをして乾かしてみると、髪がサラサラでツヤのある仕上がりになったんです。
さらに、カラー後に気になっていたアンモニアのようなにおいも、以前ほど感じませんでした。
においが少なくなったことだけで、残留薬剤が完全に除去されたと証明できるわけではありません。
でも、長年施術後の仕上がりに悩んできた私には、とても大きな発見でした。
「もっとこの商品を知りたい!」
そこから、アデュールパセへの興味が一気に広がっていきました。
髪がなくなったみたい!初めて感じた不思議な軽さ
その後、ほかの商品も気になって、自分の髪で使ってみることにしました。
すると、また驚いたんです。
なんというか……。
髪がなくなったみたいに、頭が軽い!(笑)
もちろん、本当に髪がなくなったわけではありません。
風が吹くと、髪が根元からふわっと動くような感じがしたんです。
それまでの私は、髪がまとまっていることと、髪が軽いことは同じではないと、そこまではっきり意識していませんでした。
でも、このときは違いました。
風が根元まで入り込むような感覚。
ちょっと大げさに聞こえるかもしれませんが、頭が寒く感じるくらいだったんです。
20年間美容師を続けていても、こんな感覚は初めてでした。
私はこの仕上がりを「すっぴんの髪に近づいたような状態」だと感じました。
これは私個人の使用感ですが、今でもよく覚えています。
アデュールパセは、髪だけではなく頭皮や肌も考えるブランド
アデュールパセの考え方で、私が特に気に入っているのは、スキンケア発想のヘアケアです。
一般的なヘアケアでは、髪の傷みや手触りに注目することが多いですよね。
アデュールパセは、髪だけでなく、頭皮や肌のことも含めて考えられているブランドです。
例えば、ラスィーヌシャンプーは髪だけでなく全身の洗浄にも使える製品として紹介されています。
フイヤージュも、髪と頭皮だけでなく、肌への使用を想定した希釈タイプの製品です。
私にとっては、髪をきれいに見せるだけではなく、毎日触れる頭皮や肌にも目を向けるという考え方が、とても新鮮でした。
もう一つ気に入っているのが、香りを強く残さないこと。
私は、シャンプーやトリートメントに強い香りが必要だとは考えていません。
アデュールパセの商品にも原料由来などのにおいは感じますが、私には香りが強く残りにくいところが使いやすいんです。
ただし、無香料だから誰にでも合うという意味ではありません。
肌への刺激や使用感には個人差があります。
また、アデュールパセは、いわゆるオーガニックやボタニカルを前面に出したブランドではありません。
私は、化学的な考え方を取り入れて製品設計をしているところにも魅力を感じています。
特殊な水や成分の話は、理解するまで本当に難しかった
メーカーの方々と勉強するようになって、製品にはさまざまな技術的な考え方があることを知りました。
特に難しかったのが、水の性質やpH、髪の等電点などの話です。
髪には、タンパク質の電荷のバランスに関係する「等電点」があり、一般に弱酸性の範囲にあります。
アデュールパセでは、こうした髪や肌の性質に着目した製品づくりが説明されています。
私は当時、メーカーから教わった特殊な水の仕組みを理解するのに苦労しました。
セラミドやラメラ構造についても、初めは難しい話ばかり。
でも、講師として人に伝えるなら、自分が理解できないまま話すわけにはいきません。
だからこそ、勉強を重ねながら、自分の言葉で分かりやすく説明できるように考えてきました。
なお、特殊な水がどんな物質にも自動的に等電点を合わせる、あるいは特定の成分が必ず毛髪内部への通り道を作る、といった作用については、製品ごとの試験データを確認せずに断定はできません。
私は、メーカーから学んだ理論と、自分のサロンで実際に感じた仕上がりを区別しながら伝えることが大切だと思っています。
好きすぎて、気づいたら専属講師になっていました
アデュールパセを使い始めてから、メーカーの社長さんたちともお会いするようになりました。
製品について教えていただき、私も実際のサロンワークで使って、また疑問が出たら質問する。
そんなことを繰り返しているうちに、どんどん好きになっていったんです。
「こんな商品があることを、もっといろいろな人に知ってもらいたい!」
そう思うようになりました。
そこで、商品の魅力を伝えるパンフレットづくりを手伝ったり、美容師さん向けの講習の依頼を受けたりするようになりました。
そして今では、アデュールパセの専属講師として活動しています。
メーカーは大きな宣伝をしている会社ではなく、私が関わってきた方々も、SNSなどでの発信が得意というわけではありません。
だからこそ、もっと商品のことを知ってもらいたいと思うんです。
もちろん、好きだからといって、すべての商品がすべての人に合うとは考えていません。
商品によって、使い方にも向き不向きがあります。
私は、実際に使って感じたメリットだけでなく、気になったところや使い方の難しさも伝えていきたいと思っています。
10年以上使い続けている一番の理由
いろいろお話ししましたが、私がアデュールパセを10年以上使い続けている理由は、とてもシンプルです。
自分で使って納得できたから。
最初からメーカーの説明を信じていたわけではありません。
むしろ、サンプルを使ってもよく分からず、何度も聞き直し、自分で使い方を工夫していました。
そんな経験を経て、自分の髪やサロンでの施術に取り入れるようになったんです。
美容師として30年間、たくさんのシャンプーやトリートメント、処理剤に触れてきました。
その中で、ここまで長く使い続け、自分からもっと勉強したいと思ったブランドは、私にとって特別です。
だからこそ、これからこのブログでは、アデュールパセの商品についても少しずつ紹介していこうと思います。
一般のお客様に向けたホームケアの方法だけでなく、美容師さん向けの実際の施術例や使い方、私が経験してきた商品販売の話なども。
メーカーの商品説明だけでは分からないことを、美容室の現場からお伝えできればと思っています。
以前、美容師がトリートメントをすすめる理由。私がすすめなくなった理由 でも書きましたが、私はお客様に商品や施術を無理にすすめることが好きではありません。
でも、自分が本当にいいと思ったものについては、いくらでも話せるんです。
アデュールパセは、まさにそんなブランド。
まだまだお伝えしたいことがたくさんあります。
まずは、私がこの商品に出会って、今も使い続けている理由を知っていただけたらうれしいです。
アデュールパセの商品を詳しく知りたい方へ
私が美容室で実際に使用しているアデュールパセの商品は、オンラインストアでもご紹介しています。
シャンプーやトリートメントなど、気になる商品があれば、ぜひご覧ください。
※私はアデュールパセの専属講師として活動し、商品を使用・販売しています。オンラインストアも自社で運営しており、ご購入により収益を得ます。
執筆者について
美容師歴30年。美容室経営者であり、アデュールパセの専属講師。実際のサロンで商品を使用・販売し、長年の経験をもとに記事を執筆しています。
※本記事は、アデュールパセの製品を使用・販売し、専属講師を務める筆者の実体験を中心に紹介しています。使用感や仕上がりには個人差があり、特定の成分除去や毛髪修復の効果を保証するものではありません。

