こんにちは。アラフォー美容師yukkoです。
毎日のサロンワークの中でヘアカラーのお客様をする場合に特に
白髪染めの場合によく聞く事があります。
『白髪染めは美容室で2〜3ヶ月に一回ほど全体を染めて自宅で
二週間に一回ホームカラーで白髪が目立つ所だけ染めてます。』
ホームカラーって手軽で安くて簡単で良いですよね
ホームカラーで自宅で簡単にできるのであれば美容室のヘアカラーっていらなくないですか?
でも落とし穴はあります!
しかも強烈な落とし穴です。
スポンサーリンク
ホームカラーと美容室のヘアカラーの違い
自宅で簡単に綺麗に染まりますなどのCMをよくテレビでみますよね?
かなりの大物女優などが本当にホームカラーしていると思ってますか?
当たり前ですが絶対にしてはいないです!(笑)
もうその時点で嘘ですよ!
でもみなさんそう思ってますよね。
自宅でのホームカラーと美容室のヘアカラーの違いはちゃんとした
知識のある人が染めるか、ない人が染めるかです。
知識のない素人が簡単に染めれるほどヘアカラーって簡単じゃないです。
簡単なら美容室のヘアカラーはないです!
美容師は痛み具合や今の髪の色味など見てカラー剤を選びます。
染める前には地肌の保護します。
ヘアカラーの1剤と2剤をまぜて使うカラー剤はアルカリ性です。
しかしお肌は弱酸性なので強いアルカリ性の物を皮膚や頭皮調節つけると刺激があります。
なので頭皮と皮膚の境目はもちろん頭皮にも負担がかからないように保護します。
カラー剤を塗布する際も髪の痛み具合を見ながら塗り分けて行きます。
カラーが終わりシャンプーする際もいきなり流さずカラー剤が
皮膚から剥がれやすいように入荷でしっかり馴染ませ洗って行きます。
そしてここから重要ですが髪の毛や頭皮がシャンプーしただけでは弱酸性に戻りません。
この弱酸性に戻ってないのが頭皮と髪にとても悪いのです。
美容室では丁寧に弱酸性に戻して行きます。
自分で染めると塗りムラや痛んでる毛先まで塗ってしまったりします。
弱酸性やアルカリ性まで考えてホームカラーをされている人は少ないと思います。
そしてホームカラーは種類もたくさんありどれが自分に会う物なのか分からないです。
たまにお客様で自分に合うヘアカラーを見つけていると言われますがなんの
基準で言われているのかも分かりませんしそんな事を言われる
お客様の髪と頭皮が一番痛んでますね。
しかしこれはあくまでもクリームタイプの1剤と2剤を混ぜて使う
アルカリカラー剤の話ですがホームカラーの中には泡カラーと言う恐ろしい物があります。
スポンサーリンク
泡カラーの悲劇
一昔前から泡カラーと言うとホームカラーが出てきました。
しかしよく考えて下さい。
美容室で泡カラーなど施術されている美容室などありますか?
ないでしょう?
たまにドラッグストアがホームカラーの売り上げを伸ばすためにいかにも
美容室らしき場所を併設されていてプロに塗ってもらう所などありますが
それ以外の美容室で泡カラーを施術している美容室はありません。
泡カラーは簡単に言うとシャンプーベースで作られています。
クリームタイプはトリートメントベースだと思って良いです。
もうこの時点でどっちがダメージが少ないか分かりますよね?
泡カラーは泡で髪全体を包んで染めます。
根元から毛先まで一気に全部です。
痛んでいないバージン毛でしたら一気に染めても痛み具合の自覚は少ないでしょうが
すでに痛んでいるロングの髪などに一気に泡で包んでしまって染めてしまいますと
ダメージのムラが出ます。
毛先なんてシャンプーベースの泡カラーで2〜3回ほど染めるとボロボロになります。
一度自宅カラーをしてブラシが髪と一緒にもつれて取れないお客様が
頭にブラシをぶら下げてシャンプーブローの予約で来店されました。
シャンプーブローの施術内容に絡まったブラシをとる内容などありません…
泡カラーをして髪がもつれたのでブラシでもつれを取ろうとしたら
ドンドン髪がブラシに絡んで行ったそうです。
そのお客様はいつも泡カラーで染めてますがこんなの事初めてなったと
言われてましたが髪の毛の限界が来てしまったのでしょうね。
髪は切りたくないのでもつれを取って欲しいと言われ3時間ほどかけてもつれを
取りましたがすぐにまたもつれるでしょう。
こうなってしまうともう切るしかありません。
簡単に染めれるけれどこ簡単にダメージ毛になります。
痛まないトリートメント配合などの物もありますがすごく小さい文字で従来品と比べて
痛まないみたいな事が記載されていますが従来品とどれだけ痛まなくなったのかは
分かりませんね。
泡カラーをする場合はバージン毛にオススメします。
こまめにホームカラーをするとハゲる
白髪がは染めて1週間くらいするとごま塩のように出てて来て2週間もすると気になる
程度に生えて来ます。
3週間も経つとそろそろ染め時に感じてきてますね。
4週間くらいに経つと1cmほどになり染められる方が多いですが
白髪が生えてくるの気になり見える所だけでもホームカラーで
1〜3週間あたりで染められる方が非常に多いです。
こまめに美容室行くのは面倒だし何より経済的にお金もかかるので
ホームカラーでしのぐ方がいます。
これは非常に怖い事です。
美容室のカラーとホームカラーの違いで少し書きましたが1剤と2剤を混ぜて使うカラー剤
アルカリカラー剤です。
髪を染めた後には必ず髪と頭皮は、かなりのアルカリになってます。
このアルカリ性になている状態は色々言われてますが大体1〜3週間程アルカリ性に
髪と頭皮がなってます。
だから?と言われる方がほとんどですがこの状態を分かりやすく言うと
カラーをしている状態が1〜3週間も続いている事です!
そして2週間おきに白髪を染めたら1年中頭皮と髪がアルカリ性になっている事です。
イメージして下さい。
1年中24時間ヘアカラーをしている状態が続くのです!
もうここまで聞いただけでもハゲそうですよね?
頭皮が痛めば毛根が痛みます。
毛根が痛めば髪が細くなり長く伸びなくなります。
そしてさらに毛根が痛めば髪は生えて来なくなります。
何年もかけて痛んで来ます。
最近、年齢のせいで薄くなってきた方の話を聞くと過度なホームカラーを
されている方が多いです。
きちんとした知識と技術がなまま続けて行くと将来大変事になりかねません。
スポンサーリンク
それでもホームカラーをされたい方
どうしても生えて来る白髪が気になって我慢できない方や経済的な理由で
お金をかけれない方などどうしてもしたい場合はリスクを承知で染めて下さい。
その際に最小限(ホームカラーのダメージ)に被害を防げる方法です。
やり方は、まず髪は2日〜3日程、洗わないで下さい。
頭皮からでる油分が気持ち程度、頭皮の保護になります。
市販のカラー剤の中にも保護クリームが入って物もありますので保護クリームを
染めたい部分の頭皮に塗って下さい。
染まりが悪くなる場合がありますが頭皮を傷つけるよりはマシです。
毛先まで痛ませたくないので毛先にトリートメントを塗布します。
これはトリートメントを浸透させるのではなくカラー剤のダメージを若干防ぎます。
そして細心の注意をはらい染めたい部分だけカラー剤を塗布します。
塗布量も一定の量でムラにならないように染めますが時間が経ちすぎるとカラー剤の
効果が無くなりますので15分以内で塗るのがおすすめです。
クリップやピンで留めながら丁寧に染めて下さい。
染め終わったらシャンプーですがしっかり洗い流して下さい。
そしてトリートメントの前に弱酸性に少しでも戻さないといけません。
自宅で代用出来る物は、酢やレモン果汁です。
調節頭にかけると匂いますのでぬるま湯などで薄めてかけ流して行きます。
時間は3〜5分程置いて下さい。
置き終わったら一度流してからトリートメントをして下さい。
カラー後すぐは髪の毛の状態が不安定ですのですぐにしっかりと丁寧に乾かして下さい。
無理に引っ張ったりせずに手ぐしや粗めのクシなどを使って乾かします。
しかしこれで弱酸性には戻りきれませんので最小限のリスク回避です。
ここまでの手間を考えたら美容室で染めた方が安心、安全ですね。
まとめ
・ホームカラーと美容室のヘアカラーの違い ・泡カラーの悲劇 ・ホームカラーでハゲる ・それでもホームカラーをされたい方
今はホームカラーがコンビニでもホームカラーが手軽に手に入る時代です。
種類もたくさんありどれで染めたら良いか分かりませんね。
ホームカラーで失敗して美容室に駆け込んで来られる方もいますが
美容師でもムラ染めなどはキレイには直せません。
非常に手間もかかります。通常料金では割りが合わない為に
割り高料金になっている場合もあります。
やるからにはリスクもあると考えて下さい。
CMで簡単に染めてますが本当に簡単に染めてれると思いますか?
最後までお読み頂きありがとうございました。
スポンサーリンク
コメントを残す