白髪に悩む女性が増える中、美容室に頻繁に行くのも面倒だし、お金がかかるし億劫だという人も多いのではないでしょうか?
毎回染めるのは、髪や頭皮に良くないだろうし、なるべく髪を傷ませたくない、けど白髪は気になるという人は、「カラートリートメント」ってどうなんだろう?と違う方法を試そうとします。
そして、試した結果、しなければよかった、してよかったと思うのは人それぞれですが、プロの美容師からするとおすすめしませんね・・・。
今回は、カラートリートメントをなぜおススメしないか、そもそもカラートリートメントってどんな風にそまるのか、プロ目線で解説をしてみたいと思います。
これを読めば、カラートリートメントを使うのを辞めたくなるかも?!
では、さっそく♪
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目次(Contents)
カラートリートメントがまだらに染まる理由は?
カラートリートメントは、そもそも白髪染めと違って髪の内部にしっかり染料を入れる訳ではなく、少しずつ染まっていくのでキレイに染まりません。
髪の表面をコーティングして定着させつつ、少しずつ内部に染料を入れていると謳われているものが多いですが、まず均一に塗布することが出来ていない人が多いです。
皆さん、トリートメントは毛先につけるものと思われて、ついつい中間毛先にたっぷりつけがちですが白髪が気になるのって根元じゃありませんか?
ですが、根元につけすぎると頭皮に良くないという先入観から皆さん上手にトリートメントをつけれていないんです。
また、カラートリートメントって言いながらも、つけて放置時間が必要なものがほとんどでそれってカラーと同じことしていない?って疑問になぜ思わないのか不思議です。
大体の商品が10分以上は置いて欲しいと言われており、これってトリートメントって響きを良くしているだけで白髪染めと似ているほぼ同じ、という粗悪品だってあります。
まだらになる理由としては、元々の白髪の量や、髪質、ダメージ具合でも変わってきます。
白髪染めでもそうですが、白髪の量や、髪の室によっては染まりやすかったり染まりにくかったりします。
そのため、同じ薬剤を使って染めたとしても、個人差が出てしまうのです。
カラートリートメントに関しても、相性がありますので、人によっては真っ黒をキープしたい人とかには良かったり、程よいブラウンを保ちたい人にとっては、染まっていない、毛先だけ暗くなって色ムラが気になってしまうということがおきるんです。
カラートリートメントで毛先が暗くなる理由は
カラートリートメントによって、毛先が暗くなってしまっている人がとても多いです。
これはまず、毛先にばかりトリートメントをつけすぎちゃっている可能性があります。
毛先のパサつきをトリートメントで抑えたくなる気持ちはわかりますが、カラートリートメントと言われている以上、染料が入っていることを忘れていませんか?
また、毛先の方がダメージがあるので髪が細くなっていて染料が入りやすくなっています。
たとえ同じ量のカラートリートメントを全体につけれたとしても、毛先の方が定着しやすいんです。
そもそも、毛先のダメージってどんなものがあるかというと、例えば縮毛矯正やデジタルパーマをしている方や毎日コテやアイロンを使う方は髪のタンパク質が固くなってしまい毛先が傷んでしまいます。
ショートの人でもパーマをかけていたり、ドライヤーの熱や紫外線の影響など毛先が痛む要因は沢山あります。
美容師は髪の状態を見極めて薬剤選定、塗布の仕方を決めているのでムラなくそろえることができますが、自分でカラートリートメントをする人はそりゃあ、何も考えず全体に塗って放置して終わっているのでムラになりますよ。
カラートリートメントを落とす方法は?
毛先が暗くなった、ムラになって嫌だ、落として欲しい、ムラをなくして欲しいと美容室に駆け込んでくる方がいますが、本当にそうなる前に使わないでよ、やっかいだなぁと思います(笑)
落とせないわけではないですが、きちんと落とすならブリーチ剤が早いですね。
よく若い子が金髪にしている、あれですよ、脱色しちゃうんですよ。
かなり傷みますが、ブリーチを塗って落とすか、ブリーチ剤をシャンプーに混ぜて落とす方法もあります。
ですが、ダメージ覚悟でブリーチをしたからと言ってキレイに落ちる保証はありません。
そこまで、傷ませたくないのであれば、「脱染剤」を使う方法もあります。
本来美容師専用の薬剤ですが、今の時代ネットで一般の方でも手に入るみたいですよ。
美容室でも、少し特殊な薬剤なので美容室でお願いするときは1度電話で確認してみることをおススメします。
脱染剤は、色素を抜くタイプと無色化させるタイプと2つあります。
色素を抜くタイプは、カラーの色素だけを壊して色落ちさせるのでブリーチまではいかないですが傷みます。
無色化させるタイプは、ダメージがほとんどないですが、その後にすぐカラーをすると無色化させた色が発色するので、注意が必要です。
薬を使わず、落とすとなれば、脱脂力の強いシャンプーで繰り返し洗ってみて下さい。
ですが、脱脂力が強いシャンプーは肌には刺激が強いので必ずしっかりすすぎをして欲しいです。
石鹸シャンプーとかもおススメですよ。
あとは、海やプールに行くと、海水は弱アルカリ性なのでキューティクルが開きやすく色落ちしやすくなります。
海水の塩分が高い水や、プールも消毒のために塩素を使っているので、塩分が高いので、脱色しやすいです。
お風呂で海水で出来た塩をつかい、人工的に塩分の高い水を作り洗うのも色を落とすことが出来ますが、かなりきしみますのでご注意を。
ネットの情報で、「色を落とすにはリンゴ酢が効く」という都市伝説が出回っていますが、この方法は全くの逆効果です。
リンゴ酢は、酢なので酸性の性質であり、酸性に傾くと髪の毛のキューティクルが閉まりむしろ色が落ちにくくなってしまいます。
きしむという点では同じ質感になるため、勘違いされやすいですが止めてくださいね!
カラートリートメントで綺麗に染まれば美容室はいらないだろ?
上記に書いた通り、カラートリートメントによってキレイに染まらない理由は分かって頂けましたか?
美容室でカラーしてもムラになってしまうことがあるのに、自分で染めてもそりゃあキレイにならないでしょう。
そもそも、ネットの広告やテレビのCMどおりになっているのなら、カラートリートメントを美容師が勧めるし使うし、お店に置くと思います。
キレイに染まるなら、美容室自体がいらなくなっちゃいますよ(笑)
やはりプロの知識と技術にはかなわないと思うので、本当にキレイに染めたいのであれば、キレイに染めるだけじゃなく髪質自体をキレイにしていきたいのであればプロに任せて頂きたいです。
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最後に
今回は、カラートリートメントについて解説を交えて、書いてみましたが本当にいろんな商品が出回る世の中になったもんですねぇ。
広告に騙されて、髪がボロボロになって来られる方が増えましたよ。
情報が沢山ありすぎるから、騙されたり、間違ったケアをしてしまうのですがこれは全部商品を使わせるためと思ってください。
物が売れれば経済が回ります、悪い状態が続けばさらに新たな商品が売れますし、ヘアケアに関しては信頼できるプロの美容師に相談するのが1番ですよ。
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