くせ毛は、加齢現象のひとつだと知っていますか?
若いころは、キレイなストレートヘアーだったのに、最近変なうねりを感じる、髪質が変わった気がする、そんなことありませんか?
今回は、髪のプロである美容師が、加齢によるくせ毛の原因について解説してみたいと思います。
気が付くけば、なかったはずのところにくせが出てきて手入れがしにくくなり、どうすればいいの?
なんて困っている方も多いと思いますので、加齢によるくせ毛は、お手入れ次第で改善するのでご紹介しますね。
気になるくせ毛対策やシャンプーのやり方についてもお話しします。
では、さっそく♪
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加齢のくせ毛の原因は?
加齢が原因でくせ毛になる!なんて思ってもみなかった加齢現象のひとつではないですか?
加齢によるくせ毛の原因は、乾燥!です。
お肌の老化を感じる方は、多いと思いますが、髪の毛と頭皮もお肌と同じく水分の減少が起きています。
大人の体は、約60%が水分でできていると言われますが、乳幼児の場合は90%にのぼりプルプルモチモチなお肌で羨ましいですよね。
つまり、人間にとって水分は若さの象徴なんですよ!
ちなみに、60代は水分が50%台まで落ちるので乳幼児の半分ほどの水分ということになり、そりゃあ乾燥しちゃってますよね。
髪の毛の乾燥は、デメリットしかありません。
髪の毛は乾燥するとパサつき次第にうねりやくせが出てしまいます。
乾燥して、髪の表面にあるキューティクルが剥がれ落ちてしまうと髪の内部の水分がどんどん流出してしまい、余計に乾燥が進行してしまいます。
乾燥の負のスパイラル~♪
そして、髪の毛が乾燥しているという事は、頭皮も乾燥しているということです。
洗顔した後に、顔がパリパリにつっぱた感じになったことはありませんか?
あれは、顔の皮脂量が洗顔することにより落とされ過ぎて、お肌の潤いが失われつっぱりを感じているんです。
それと同じで、シャンプーして皮脂が落とされ過ぎると、乾燥して頭皮にかゆみが出たりします。
ほとんどの人がシャンプーするだけで頭皮を洗いざらしにしちゃっています。
すると、乾燥はどんどん進み、毛穴が開き、たるみ、ゆがんでしまいます。
お顔は、毛穴が開かないように収れん作用のある化粧水で引き締め、潤わせますよね?
乾燥すると小鼻のまわり、頬の毛穴が目立ちませんか?
頭皮の毛穴も一緒で、乾燥すると毛穴が開いてたるみます。
そして、ゆがんだ毛穴からはうねりのある髪の毛が生えてくるのです。
型抜きと同じで、キレイな円状の毛穴からはキレイで真っすぐな髪の毛が生えてきますが、ゆがんだ楕円形の毛穴からはゆがみのある、くせ毛が生えてきます。
クッキーを作るときに、ハートの型や星の型など可愛い型がありますよね、型通りに形が作られるということなので、もし毛穴がハート型だったらハートの断面の髪の毛が生えてくるのかもしれませんね(笑)
加齢のくせ毛は改善はする?
加齢のくせ毛の原因はお手入れ次第で改善します!やったー(^O^)/♪
加齢が原因のくせ毛って、上記で書いた通り乾燥が原因です。
改善するためには乾燥対策が必須となります!
お顔に化粧水や美容液、乳液をつけってたっぷり保湿してあげるとモチモチになりませんか?
乾燥による小じわが目立たなくなったり、毛穴の開きが引き締まってお顔がリフトアップしたり。
頭皮もしっかり保湿してあげることで、毛穴が引き締まり、うねりを予防することができます。
頭皮のたるみは、頭皮の血行促進をすることでも改善が見込まれますので、ヘッドスパをしてあげるのもいいでしょう。
髪の毛のに対しては、しっかり水分を入れて水分バランスを整えることで、広がりやくせ毛を落ち着かせることができます。
大切なのは、水分と油分のバランスです!
それを、油分ばっかり髪につけて、間違ったケアをしていると水分が失われ、余計にくせ毛を悪化させるという逆効果になっているんです。
例をあげると、髪に合わないヘアオイルを沢山つけて、髪がバサバサになって広がってしまう人いませんか?
くせ毛や広がりが気になるからヘアオイルをつけて抑えるという考え方は、古いですよ。
ヘアオイルが流行りすぎていますが、ヘアオイルを使っている人は、ハッキリ言ってバカですね!
ヘアオイルと聞くと響きが良いですが髪に油をつけても、水と油は弾くので余計に髪の水分が失われます。
するとどうでしょうか?
髪の水分量が余計に減ってしまい、乾燥が進み、髪がもっと広がることになります。
すると、髪が広がるからまたヘアオイルをつける、いつまで経っても髪の広がりは改善されない。
ヘアオイル地獄の始まり~♪
体は汗をかくので、体内から水分が生み出されますが、髪の毛は汗をかいたりしませんよね?
という事は、外側から水分を入れ込んであげるしかないんですよ。
それをヘアオイルなんてつけてしまうと、いくら水分を入れたくても油のせいではじいちゃうので水分が入っていきません。
空気中にも水分があり、髪の毛に出入りしているのですが、油でコーティングされた髪には入っていきません。
ヘアオイルを使っている人はオイルを辞めるだけでおさまりが良くなりますよ。
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加齢のくせ毛の対策やシャンプーのやり方はあるの?
加齢のくせ毛の対策=乾燥対策と思ってもらっていいでしょう。
まず、自分か使っているヘアケアを見直しましょう。
頭皮ケアと書かれているから、エイジングケア用と書かれているからと、広告や宣伝の謳い文句を鵜呑みにすると、取り返しのつかないことになりますよ。
ハリコシアップ、ツヤが出る、しっとりまとまる♪なんて良さそうに書いておきながら、内容成分を見ると、○○油配合やら、ラウレル硫酸の安価な界面活性剤が使用されていたり、粗悪品が出回っています。
悪いものを良いと言って売っている商品を使うと髪はいっこうに良くならないので、また悪い商品が売れます。
これが市販の商品が売れるからくりですよ、値段も安いですし。
良いものを使えば安心という訳ではなく、使用方法も大事です。
例えば、どんなに良いとされているシャンプーでもしっかりすすがなければ、乾燥を引き起こし、パサつきやかゆみの原因となります。
シャンプーのすすぎの理想は3分です。
それも、しっかりと、まんべんなく、すすぎ残しが無いようにすすいでください。
皆さん泡立てて、ゴシゴシこするのに一生懸命になりがちですが、そんなにゴシゴシしなくてもお湯だけである程度の汚れは落ちているんです。
最初の予洗いも、1分間はしてもらいたいですね。
そして、髪に合ったトリートメント、できれば頭皮にも使える肌に優しいタイプをしようしてもらうと最高です。
無ければ、中間毛先につけるタイプのものでも、首や背中につけないように気をつけてくださいね。
くせ毛や広がりを抑えるトリートメントって髪には良くても、肌に良くなかったら、結局、首周りのかぶれや背中ニキビの原因になりますからね。
髪に良くて、肌に悪かったら、くせ毛の悩みが解消されても肌トラブルに悩むはめになるといった、良いようで結局悪いってことになりますよ。
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最後に
今回は、加齢でくせ毛になるという事について解説してみました。
改善するためにも、お手入れ方法や使用するものをちょっと変えるだけで、5年後10年後には大きな差となって返ってきますよ!
いつまでも、美しく若々しくいたいのが女性の望みですよね。
正しいヘアケアと頭皮ケアを身に着けて、でうねりの予防、乾燥対策をして、くせ毛にならないようにお手入れしましょう♪
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