年齢を重ねてくると、男性も女性もトップのボリュームが気になってきますよね。
薄毛をカバーするためや、トップのボリュームを出すため、髪が多く見えるようにパーマをかける方も多いのではないでしょうか。
最近、メンズの方がパーマをかけたいという理由に、薄毛対策の為と答える方が増えています。
中には、画像を持ってきてこんなイメージでかけたいというお客様もいますが、失敗していることもあります。
薄毛を隠すためにかけるパーマですが、実は薄毛の原因になっているんです。
それを、気づかないで頻繁にパーマをかけると、どんどん薄毛が進行してしまいます。
ボリュームをだしたいなら、セットやブロー、またはウィッグをつける方が良いと思います。
今回は、パーマをむやみにかけてしまうのは危険だということを美容師目線でズバッと解説したいと思います。
では、さっそく。
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薄毛にパーマをかけるとさらにハゲるぞ!
薄毛になってきたということは、髪にコシが無くなってきた、抜け毛が増えているということです。
そんな時に、パーマをかけることは一時しのぎにしかなりません。
確かに、パーマをかけるとふんわりボリュームが出て髪が多く見えます。
しかし、その一方で髪の毛や頭皮に負担がかかっているのです。
パーマの薬は、髪の毛につけるだけと思っている方もいますが、どうしても頭皮にもついてしまいます。
なかには、パーマをかけている最中にしみてしまう、肌の弱い方もいらっしゃいます。
頭皮にパーマのお薬がつくと、炎症の原因になります。
また、乾燥を引き起こすので、かゆみがでることもあります。
髪の毛は、毛穴の奥にある毛根から作られて成長して伸びていきます。
そこに、パーマの薬がつくと刺激になり、毛周期といって髪の生え代わりの時期が乱れてしまいます。
すると、抜け毛が増えたり、髪にコシが無くなったりしてしまうのです。
美容師がいくら気を使っていても、頭皮についてしまい、毛根にダメージを与えるのです。
ただ傷みますよ、ダメージがでますよ、と言われても、ピンとこないかたもいるかもしれません。
ですが、実際にかける時にパーマの薬の独特な臭いを感じませんか?
あれは、アンモニア系のある成分が含まれているからです。
その薬が、髪の毛のたんぱく質に作用して化学反応によってパーマをかけます。
パーマのお薬は昔よりも、優しい成分になってきているとは言われていますが、それでもかなり強いアルカリ成分が使われており、毛髪が傷む原因になります。
髪のボリュームが欲しい、おしゃれなヘアスタイルを楽しみたい。
そういった、プラスの気持ちでしていることが、実は髪や頭皮にとってはマイナスな行為だったということです。
できるだけ長く自分の髪の毛でヘアスタイルを維持するには、美容室ではカットだけにしてセットやブローを変えてみるのも1つの方法だと思います。
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薄毛でボリュームを出したいならウィッグ
ここ数年でウィッグの需要がかなり増えてきていると思います。
しかも、最近は男性よりも女性のウィッグの需要が増えているのではないでしょうか。
ウィッグは誰でも、効果を実感することができます。
また、手軽に利用できます。
パーマのお薬や育毛剤など薬品を使うと、体質に合う合わないが出たり、何らかの副作用がおきる可能性があります。
ですが、ウィッグにはそのような危険性がありません。
ちょっとした外出のときにでもさっとつけれますしね。
使い勝手も良くて、安全に効果を実感できるのは嬉しいですよね。
薄毛や抜け毛、髪のハリコシがきになる時期に副作用があるものを使うのは、怖い方もいるのではないでしょうか?
お手入れなどやつけ方など、習慣になるまでは面倒な作業と感じる方もいると思いますが、薬よりも安心して試しやすいと思います。
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セットやブローで乗り越えて!
これ以上薄くなりたくない、ドライヤーは面倒くさいから使わないという方も多も多いです。
ですが、薄毛の方こそしっかり乾かしましょう。
自然乾燥で変な分け目がついてしまい、より薄いのが目立つなんてことにならないために、セットやブローは大切です。
きっちり作りこむ訳ではなくて、ポイントさえおさえれば簡単なんです。
まず、髪の毛の流れに逆らうように、根元にドライヤーの風をあてて下さい。
根元が起きると、ボリュームが出て見えます。
持ち上げるようにして乾かしましょう。
いくら髪の毛をひっぱったりしても、根元が起きていないと、髪はペタッとボリュームがでなくなります。
また、いつも同じ分け目にしてしまうのもやめましょう。
分け目を同じにしてしまうことによって、頭皮が硬化してしまい、毛根の成長が妨げられてしまいそこから薄げになります。
分け目を変えるだけで、毛の流れに逆らった分け目になるのでトップのボリュームがアップして、薄毛をカバーしてくれるのです。
分け方も、まっすぐとるのではなくジグザグにさせるのもおススメです。
つむじなどがパックリわかれてそこから薄くなっている方をよくお見かけします。
つむじまわりは特に根元を起こしにくいので、手を開いた状態で入れて左右交互に風をあてて根元を起こしましょう。
朝、起きると寝癖がついていたり、分かれたりすると思います。
その時は、根元を1度霧吹きなどでしっかり濡らしてから乾かしてみて下さい。
乾いた状態でセットするよりも、案外1度濡らしてからの方がしっかり根元が立ち上がります。
仕上がりも、きれいに仕上がるので、濡らすと時間がかかるイメージですが、仕上がりを考えると濡らした方が早くきれいにセットできます。
セットするときのスタイリング剤は少量にしましょう。
質感は、軽いテクスチャーのものがおススメです。
ジェルのようなしっとりして重いものは薄毛には不向きです。
ジェルは束感が出ますが、頭皮の薄いのがより目立つと思います。
ふんわりボリュームアップしたいときは、根元に軽くスプレーをすると良いです。
スプレーも近すぎると良くないので離してつけましょう。
ですが、スタイリング剤を使用した日は、ぬるま湯でしっかりよ洗いをしましょう。
シャンプーもしっかりすすぐことが大切です。
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最後に
薄毛が気になるとかけたくなるパーマですが、かける頻度は考えたいですね。
なかには、ハゲる原因にはなりませんと言っている美容師もいますが、はたして本当でしょうか。
パーマやカラーなどをしていない父親がハゲていて、他の家族は、カラーやパーマをしているのにはげていないよ。という人がいます。
ですが、薄毛は個人差があります。
例えば同じAさんが何十年パーマを続けてかけているのか、何もしないで何十年過ごすのかは、比べることが実際には出来ませんが、必ず違いが出ると思います。
髪の毛や頭皮のダメージは、その時限りではなく多少なりとも蓄積していきます。
薄毛は、年齢を重ねるにつれて気になりますがこの記事が、パーマをかけるのを考えるきっかけとなっていただけたら幸いです。
ウィッグを使うのも1つの方法ですし、セットやブローを変えるだけでも印象が変わります。
髪の毛や頭皮の事を考えながらも、ヘアスタイルを楽しんで欲しいです。
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