カラー毛染めで白髪が増える!?理由や原因はある?対処・解決方法はあるの?




増えて欲しくないのに、生えてくる白髪は、なぜ増えると思いますか?

 

毛染めをすると白髪が増える?!なんて聞いたことありませんか?

 

今回は、毛染めで白髪が本当に増えるのか?その理由と原因は何かを、美容師目線で解説してみたいと思います。

 

白髪が増えるとわかったとしても、染めずにはいられないですよね。

 

そもそも、染める行為は、髪と頭皮にどういったことをおこしているんでしょうか。

 

白髪染めをやめる訳にもいかないですし、対処法や解決方法も教えちゃうので、最後までご覧ください。

 

白髪染めを安易にしていると、大変な事になっちゃいますよ!

 

では、さっそく。

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毛染めで白髪が増える!?

 

毛染めをすると、白髪が増えるという声をよく聞きますが、果たして本当でしょうか?

 

白髪が気になる、30代40代の女性は、「白髪染め」という名前自体に少し抵抗があると思います。

 

オシャレ染めと白髪染めの違いで、白髪が増えると思っている方もいます。

 

毛染めで白髪が増えるという考え方もありますが、そもそも増える時期に染め始めているという場合が多いです。

 

ですが、毛染めをすると頭皮を刺激することになり白髪につながるのは確かだと思います。

 

その理由や原因は様々ですが、知ると自分で染めるのは恐ろしくて出来なくなると思いますよ!

 

白髪を染めて感じる変化としては、パサつきや薄毛、細毛になってハリコシが減ることでしょうか。

 

染めてることが要因かわからないですが、白髪が増えた気がするという人は多いです。

 

その考えは、正しいと思われ白髪染めで白髪が増えているんです!?

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毛染めで白髪増える理由や原因はある?

 

白髪の発生は、色々謳われていますが、中でも、「活性酸素」が白髪を増やす原因ということが分かりました。

 

白髪は、活性酸素による酸化が原因で生じます。

 

白髪染めには、活性酸素である「過酸化水素」が含まれていて、それを頭皮や髪に付着させることが白髪の発生を高めてしまうのです。

 

これは、2009年に発表されたことで、過酸化水素の蓄積によって老化を促進してしまい、頭皮や髪に悪影響を及ぼします。

 

活性酸素が、完全に悪いものという訳ではなくて、本来は体内で細菌から体を守る役割をしてくれるんです。

 

ですが、増えすぎた活性酸素は、体内の酵素で消化するんですが、年齢を重ねると酵素の働きが低下してしまい消化しきれなくなります。

 

すると、増えすぎた活性酸素が正常な細胞まで攻撃してしまい、ダメージを与えてしまうのです。

 

これが、細胞の老化につながります。

 

頭皮に活性酸素が残ってしまっていると、紫外線などによって悪さをしてしまう酸化力の強い活性酸素に変化してしまい、白髪の原因になります。

 

もう一つ、白髪の増える原因と言われているものが「L17型コラーゲンの減少」です。

 

毛包幹細胞がうまく自己複製できなるなる原因がL17型コラーゲンの減少であることが、マウス実験により判明しました。

 

毛包幹細胞とは、毛を形作る角化細胞を供給する源の細胞です。

 

また、髪の毛の色を作ってくれる源になる細胞である色素幹細胞もL17型コラーゲンが減少すると働きが悪くなることが解りました。

 

このコラーゲンは、生まれながらに数が決まっていて加齢ごとに減少していきます。

 

また、遺伝により白髪が多い人は、もともとコラーゲンの数が少ない家系であるため、白髪が多かったりするんです。

 

また、一度減少したコラーゲンは、サプリメントや食品からコラーゲンを摂取したとしても、17型コラーゲンは増加することはありません。

 

このL17型コラーゲンに対する治療薬は現時点ではないので、減少を防ぐしかないんです。

 

前処理や後処理をしないで、白髪染めをするとL17型コラーゲンが減少してしまい、白髪が増える原因になります。

 

過酸化水素による活性酸素の蓄積もですが、薬剤の中にはアルカリ剤も入っています。

 

このアルカリ剤は、染める時には必要ですが髪が染まったあとには必要のない成分です。

 

ですが、アルカリ剤は髪の中にまで残留し3週間ほど髪と頭皮に居続けます。

 

すると、そのアルカリ剤のせいで乾燥が引き起こされ頭皮がカブレたりかゆみが起きたり、髪の毛がバサバサになったりします。

 

トラブルが起きることがL17型コラーゲンの減少にもつながります。

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毛染めで白髪増えるの

 

結論、白髪染めをすると白髪が増えるのかというのは、増えると言っていいでしょう。

 

いくら、ダメージの少ないカラーと言われているものを使ったとしても白髪染めには、活性酸素を含んだ過酸化水素の力を使っているからです。

 

白髪を増やさない為にも、老化の原因になる活性酸素を除去することが大切です。

 

白髪染めは、髪の内部に染料を入れて染めていくので、過酸化水素も髪の内部まで入っていきます。

 

また、白髪染めに含まれているアルカリも一緒に内部まで入っていき、留まるため乾燥を引き起こします。

 

髪の内部まで入っている活性酸素やアルカリ剤をしっかり除去しなければいけません。

 

最近は、後処理をしっかりしてくれる美容室も増えているので、確認してみましょう。

 

ご自身で染める方は、シャンプーで目に見えるカラー剤しか落とせていない為、残留物がたくさんあることになります。

 

そのため、髪や頭皮に負担がかかり白髪が増えてしまう事につながるのです。

 

美容室では、専用の化粧水を使ってアルカリを弱酸性に戻したり、活性酸素を除去したりします。

 

酵素のカタラーゼという成分が入っているシャンプー剤を使うお店もあります。

 

どのお店も、今より悪くならないように防ぐケアはしていますが、さらに良くなる、白髪を無くすところまでは出来ません。

 

L17型コラーゲンを増やすことの出来る薬が開発されれば画期的なことになりますね!

 

ですが、そのせいで美容室がつぶれることにもなりかねませんし。

 

白髪が増えるのは嫌ですが、無くなられてもお店としては染める役目が無くなり困ってしまいますね。

 

こちらの記事もおすすめです♪

白髪染めをホームカラーをするとハゲる!?ホームカラーの落とし穴

 

最後

今回は、毛染めで白髪が増えるのかについて美容師目線で解説してみました。

 

白髪染めに限らず、現代では市販のカラー剤も豊富にあり、手軽に毛染めをすることが出来る時代です。

 

ですが、安易に毛染めを行うと、白髪が増える原因になることが解っていますし、頭皮トラブルにもなりかねません。

 

今の年配層の方が若い頃は、毛染めは白髪がある人がするものでオシャレ染めの文化があまりありませんでした。

 

ですが、現代はどうでしょうか?

 

10代20代の若いうちから頻繁に毛染めをする若者たちの数十年後は、今のおば様たちよりも白髪や薄毛に早くなってしまうと思います。

 

そうならない為にも、頻繁に毛染めをする時代になった分、頭皮や髪の毛をケアしてくれる商品が沢山増えています。

 

信頼できる美容師さんを見つけて、ダメージレスな毛染めを楽しみませんか?

 

白髪染めをいやいやするのではなく、白髪が増えてしまうと怯えるのではなく、安心して毛染めを楽しむためにも頭のいい上手な私みたいな美容師を見つけることがキレイになる近道ですね!

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