白髪を抜くとどうなる?増えるハゲるは本当で根拠はある?メリットとデメリットを考えてみた!




白髪を抜くとどうなるかとよく質問されますが一体どうなるのでしょう?

 

よく、増える?ハゲる?また生える?など聞かれます。

 

そして、白髪を抜いたら増える根拠やハゲる根拠はあるのでしょうか?

 

お店に来られるお客様の中には、白髪がまだ少ないので、生えていたら抜いてくださいなど言われたりサービスでしますが、美容師の心の中では実は、抜かない方が良いと考えています^^;

 

あまりにも抜かせられすぎて、夢に出てきたこともあるくらい、お客様から頼まれたこともあります。

 

そして、抜くこと切ること染めることのメリットやデメリットはあるのかも一緒に考えてみました。

 

白髪を抜くと、ハゲる?増える?どうなるのか、本当か嘘か根拠があるのか気になりますよね。

 

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白髪を抜くとどうなる?

 

まだ、白髪の数が少なく出始めの頃は、みなさんついつい抜いてまうことがあるのではないでしょうか?

 

ですが、調子に乗っていつも抜いてしまうと恐ろしい事になるのです。

 

白髪を抜くと頭皮を傷めてしまう可能性があります。

 

白髪を抜くと白髪が増えるという、うわさをよく耳にしますが根拠がなく増えることはないと思います。

 

白髪が増える時期に、抜き始めただけであって、抜いたことが増える原因ではないからです。

 

ですが、キラキラひかる白髪をみつけると、つい抜きたくなりますよね。

 

その場の勢いで抜くことは、絶対避けて頂きたいです。

 

抜いたその時は、白髪が無くなって安心しますが抜き続けると頭皮を傷めます。

 

そして、髪の毛そのものがなくなる原因となり薄毛に近づいてしまうのです。

 

白髪を抜くと増えるハゲるは本当で根拠はある?

白髪を抜くと増える根拠は、ないと思います。

 

さきほども、お伝えしたように、白髪が増えだす時期に抜き始めただけであって、抜くことが白髪が出来る原因ではないからです。

 

そもそも、白髪が出来る原因は、メラニン色素が作られにくくなることが関係しています。

 

髪の毛の色は、メラニン色素によってきまります。

 

メラニン色素は、メラノサイトという細胞で作られています。

 

髪の毛の場合ですと、メラノサイトは毛根の一番下の部分にあります。

 

髪の毛が出来た瞬間は、もともと白いらしいです。

 

そして、髪の毛が作られていく過程の中で、メラニン色素が自然に混ざっていき色がついて生えてくるという仕組みです。

 

メラニン色素には、黄色メラニンと呼ばれるフェオメラニンと黒色メラニンと呼ばれるユーメラニンがあります。

 

その組み合わせによって、様々な髪色が作られています。

 

例えば、日本人の地毛が黒いのはユーメラニンが多い為と言われています。

 

ですが、メラニン色素は、メラノサイトから自動的に作られている訳ではありません。

 

メラニン色素を生成するには、チロシナーゼという酸素が重要です。

 

ですが、なんらかの理由でチロシナーゼが十分に働かず、メラニン色素が作られにくくなり髪の毛の色をつけることが出来なくなります。

 

理由の1つに、加齢が大きく影響しているそうです。

 

加齢によって、毛根部のチロシナーゼの量が減ったり機能が低下してしまいます。

 

他にも、栄養が十分に足りず生活習慣が悪かったり、病気のせいでなる場合も可能性もあります。

 

最近では、ストレスが白髪を招くと言うこともありますね。

 

なので、抜くと白髪が増えるというのは根拠のないうわさではないでしょうか。

 

しかし、お客様の中には抜いた部分だけ白髪が集中しているお客様もいたこともありましたが、実際はわかりませんが、そのような人もお客様にはいました。

 

一方、ハゲることに関しては、可能性があると思います。

 

私は、実際にハゲてしまった方を見たことがあります。

 

その方は、何十年間も、もみあげの白髪を抜き続けた女性のお客様でした。

 

結果、もみあげの毛がまばらにしかなくなり、生えてこなくなったと言われていました。

 

それを目の当たりにしたので、お客様には白髪は抜かない方がいいですよ、っと心の底から伝えています。

 

ですが、人によっては、白髪を抜いても毛球は残り、毛母細胞は抜く前と同じ状態です。

 

と言って、白髪も黒髪も抜いてもハゲるということは、ありませんという意見もありました。

 

毛母細胞とは髪の毛を作り出すものです。

 

ですが、現段階では科学的な決着がついていないそうです。

 

なので、白髪やハゲる関係は、科学的には根拠のないうわさが多いと言われています。

 

抜いても増えない、ハゲないと言われても、おススメはしないですね。

 

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白髪を抜くメリットとデメリットを考えてみた!

 

白髪を抜く最大のメリットは、一時だけでも白髪がいなくなることだと思います。

 

ですが、基本的に抜けた場所から生えてくる髪は、また白髪なのです。

 

ということは、また白髪が出て抜いてしまうと抜き癖がつきます。

 

抜き癖、抜く習慣がついてしまうと、ふとした瞬間に白髪を抜きたくてたまらなくなったり、強いストレスを受けます。

 

白髪を抜くのが気持ちいい、ストレス発散、一時見なくて済む。

 

これくらいが、メリットでしょう。

 

一方デメリットの方は、沢山あります。

 

まず、強引に抜くのですから、多少痛いと思います。

 

白髪と思ったら、白髪ではない黒くて健康な毛を抜き間違える。

 

毛根を傷つけてしまう。

 

無理やり白髪を抜くと毛穴周辺の皮膚や毛細血管が傷つき、頭皮の毛穴が炎症を起こすことがある。

 

白髪を抜いたとこから、毛が生えてこなくなる可能性がある。

 

先ほど書いた、メリットの白髪を抜くのが気持ち良い、反面、中毒になり抜かずには、いられなくなる。

 

どうしても、抜きたくなる精神疾患のことを、抜毛症というらしいです。

 

そんな方の中には、1時間以上も鏡の前で、ずっと白髪を抜き続けてより多く抜くことに快感を覚えます。

 

また、わざわざ白髪を抜いてくれる美容室を探す方までいるそうです。

 

私も、カットだけのお客様が白髪を短く切ってとは、言われてことがありますが・・・。

 

驚いたのが、白髪を抜くメニューがあるお店もあるそうです。

 

白髪抜きを本数ではなく、1時間でいくらとなっていて、5000円で300~400本抜いてくれるのだとか。

 

ちょっと恐ろしいですね。

 

お客様の中には、『ハゲの苦悩に比べれば、白髪なんて可愛いものだよ。』という人もいるのに、そのような人から言わせたら、貴重な毛を抜く、しかもお金を払って抜いてもらうなんて考えつかないでしょうね。

 

世の中には、色んな人がいるなぁーと、つくづく思います。

 

最後に

今回は、白髪を抜くとどうなるのか?

 

抜いたら白髪が増えるのか、ハゲるのか、メリット、デメリットについて考えてみました。

 

色んな意見があることがわかりましたが、根拠のないうわさも多いみたいですね。

 

本来、髪の毛は頭を守ってくれる、貴重な存在なのですから、無理やり抜くという行為はやめた方がいいのではないでしょうか。

 

白髪を抜いても、白髪が増える原因にはならないみたいですが、ハゲたり、頭皮トラブルが起きるみたいです。

 

最近では、白髪を受け入れて、グレイヘアーを楽しむ方もいます。

 

その方たちは、白髪をストレスではなくファッションとして、楽しんでいるのですから、一つのストレスからは解放されていますよね。

 

白髪の数が、少ないうちは染めたり、短く切るなどして、髪の毛そのものを大切にした方が、長い目で見た時に良いのではないかなぁと思います。

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