最近、色んな種類が出てきて話題のカラートリートメントですが、一体どんな成分なのか知っていますか?
美容室でしたとしても白髪染めをすると、髪が痛むし頭皮にも良くないし、カラートリートメントを使用すれば傷ませることなく白髪が染まってキレイになるのでは?と安易な考えでカラートリートメントを使用する方が急増中です。
ですが、カラートリートメントを使用してかゆみが出た!髪が痛んだ気がする、とマイナスな声も実は上がっているんです。
ネットの広告や宣伝は、良いことしか載せません。
今回は、髪と頭皮のプロである美容師が、美容師目線からのカラートリートメントを使用する危険性について解説してみたいと思います。
場合によっては、白髪染めをするよりもカラートリートメントを使用する方が髪はもちろん頭皮にも良くない原因になっているんですよ?!
どうやって白髪対策をしようか迷っている方はもちろんですが、皆さん間違ったケアをしないためにも、ぜひご覧下さい。
では、さっそく♪
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カラートリートメント白髪染めは危ない?
白髪を染める方法として、カラートリートメントを使用するのは危険な場合があります。
まず、どんな成分なのか訳が分からないものを自己判断で髪につけるなんてよくできるなぁとプロからすると思ってしまいます。
美容室に行ったとき、どんなものかわからないけどプロに任せておけば、薬剤も安心して使用できますよね?
まぁ、そこで、プロのはずが知識のない美容師にあたると失敗される訳ですが(笑)
カラートリートメントと一言でいっても、色んな種類があります。
ヘアマニキュアと同じようなタイプは髪の表面に染料を定着させるだけなので、髪を傷ませたり頭皮にかゆみが出たりなどのアレルギーが起きる心配がありません。
ですが、弱アルカリカラータイプのカラートリートメントだと、しっかり染まるのですがアルカリ性なのでかゆみが出たり髪がバサバサになる危険性があります。
カラートリートメントのせいで髪がバサバサになっているのに、使用している人はトリートメントでバサバサになるなんて夢にも思っていないので気づかない人が多いんです!
気づいた頃には、取り返しのつかないくらいバサバサでゴワゴワな髪になってしまっています。
それを、美容師の技量のせいにする人もいるので説明して理解してもらうのが難しいんですよね(笑)
カラートリートメントでアレルギーやかゆみがでることもある!?
カラートリートメントでアレルギーやかゆみが出たという話は、珍しくありません。
物には、pH(ペーハー)と言って、数値が1~14までの値で酸性やアルカリ性、中性と表すことができます。
小学生の頃にリトマス試験紙を使って実験したことがあると思いますがあれです。
1が強酸性で、真ん中の7が中性、14が強アルカリと言って、数値によって分ける事が出来ます。
ヘアカラー剤は大体アルカリ10前後ある劇薬です。
ヘアマニキュアは別名、酸性カラーと言われていてpH3前後の酸性の性質なので髪が痛みません。
髪の毛やお肌は、弱酸性の状態が良いとされており、ビオレのCMとかでも言われています。
弱酸性とは、若干酸性よりなので数値で言えばpH4.5~5.5です。
では、カラートリートメントのpHは何だと思いますか?
それが商品によって違うから、アレルギーがでる危険性があるんです。
ヘアマニキュアタイプのものだと、pHが3とかですが、最近はよく染まるカラートリートメントが主流になってきてその商品はpH8前後あり弱アルカリカラータイプだとわかりました。
ヘアマニキュアタイプだと染まりにくかったり、落ちやすかったりしますが、弱アルカリカラータイプだとしっかり染まります。
アルカリが髪の内部を削って染料を定着させるので、しっかり染まりますがそれだけ刺激が強いです。
また、アルカリ性の物は乾燥を引き起こすのでかゆみが出たり、アレルギー反応が出たりします。
石鹸とかもアルカリ性で、アルカリの力で汚れを落とすので、お肌が敏感な人は石鹸で体を洗えない人もいるんですよ。
消費者は、宣伝や広告の効果を信じすぎているので、かゆみの原因がカラートリートメントのせいだと思わない人が多いです。
美容室で染めるとしみたり、かゆみが出たり、バサバサになったと言うのはほとんどがアルカリ剤のせいです。
知識のあるちゃんとした美容師は、その日の施術でアルカリに傾いた髪や頭皮を弱酸性に戻すケアを行うので傷ませないようにして白髪を染めることが出来ます。
それを、酸性やアルカリ性を分からない素人が、弱アルカリのカラートリートメントを毎日つけて髪や頭皮をアルカリに傾かせているとそりゃあアレルギーがでたり傷みますよ!
カラートリートメントでダメージも出る?
ハッキリ言って、カラートリートメントでダメージは出ます!
プロからすると、トリートメントという名前をつけて欲しくないのが正直なところですよ。
上記で述べた通り、カラートリートメントの種類によっては、アルカリ性の商品があり髪や頭皮に負担がかかっています。
美容室で白髪を染めた後に髪が痛んだ経験があるからこそ、傷ませたくないからと言ってカラートリートメントに手を出す方が多いですが逆効果ですよ。
美容室で髪が傷んでしまったのは、そのお店の美容師が知識が無いせいでアルカリに傾いた髪のまま、ただシャンプーしてトリートメントを髪につけて終わりという施術をしているせいなんです。
この記事は、カラートリートメントの危険性も伝いたいと思って書いていますが、ついでに知識のない美容師や、なにも考えていない美容室の状態に気づいて欲しくて伝えています。
いつまで、髪の毛を傷ませているのですか?!と声を大にして言いたいです。
アルカリが悪い訳ではありませんが、ずっとアルカリに傾いていると乾燥を引き起こすので、髪と頭皮にダメージを与えるのです。
なので、カラートリートメントってトリートメントって名前がついているだけで、つければつけるほど乾燥する原因の物を髪につけてしまっているという真逆のことが起きているんです。
それなら、染めた後に弱酸性に戻すケアをしっかりしてくれる美容室を選べば、カラートリートメントを使うよりも髪や頭皮を傷ませなくて済みます。
知識がある美容師に相談しないと、自己判断ほど恐ろしいものはありません。
そもそも、任せられる美容師が本来プロとして仕事してないからこういう事が起きちゃうんでしょうけどね。
こちらの記事もおススメです♪
最後に
今回は、カラートリートメントを使う危険性について、プロの美容師目線で解説してみました。
トリートメントだから大丈夫!安心して使える♪なんて広告の謳い文句を鵜呑みにしないで下さいね。
美容室にくるお客様も、髪のプロである美容師の意見より、カラートリートメントを売っているネットの広告を信じている人って意外と多いんですよね。
トリートメントっていう言葉の力を信じすぎですよ。
それだけ、信頼できる美容師を見つけれていない人が多いという事ですから、それも悲しいですしもっと正しい知識をもった美容師が増えて欲しいなと思います。
そのためにも、一人のプロの美容師としての見解を広めていきたいです。
髪や頭皮に使う商品はよく吟味して使いたいものです。
カラートリートメントを使うことは、ヘアマニキュアタイプですと良いと思いますが弱アルカリカラータイプのものは絶対勧めません。
信頼できる美容師を見つけて、正しいケアをして行きましょう。
そうしないと、白髪で悩んでいたはずなのに気が付けばダメージも加わり悩みを増やすことになりかねません。
白髪はどうしても気になる大人のヘア悩みの一つですから、億劫にならずにむしろ楽しみながらケアをするくらいになれば、お手入れも楽になると思います。
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