白髪が気になるけど、髪の毛を傷ませたくないと言ってカラートリートメントを試す方が最近増えてきましたが、カラートリートメントってどんなものか皆さん知っていますか?
白髪染めよりは痛まないし、トリートメントだから髪に優しいよね、そんな考えだと大変なことになりますよ。
今回は、プロの美容師がカラートリートメントの仕組みを解説し、髪にダメージを与えるのかそれとも髪に優しいのかを書いてみたいと思います。
安易にカラートリートメントを使用しちゃうと後悔することになりますよ~。
では、さっそく♪
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よく染まるカラートリートメントほど痛む理由は?
カラートリートメントを使用して、染まりも良くてお気に入り♪と思っている人もいるのではありませんか?
でも、ちょっと待って下さい、カラートリートメントなのによく染まるってそもそもおかしな話なんですよ?
白髪染めとカラートリートメントの違いをわかっていないと、よく染まるし良い商品と思っちゃうのは危険です。
カラートリートメントの種類の中でも、ヘアマニキュアと同じように酸性の力で染めるものと、白髪染めよりは弱い薬の強さですが、弱アルカリカラーで染めているのかでダメージがかなり変わっていきます。
よく染まるという事は、場合によっては弱アルカリカラーと言って一般的に知られる白髪染めに近いタイプのカラートリートメントの可能性が高いです。
アルカリは、染める時には必要でよく染まりますが、ずっと髪に付着させていると乾燥を引き起こし、髪がバサバサになってしまいます。
髪の毛は、お肌と同じ弱酸性の状態が良いと言われていて、アルカリに傾いてしまうと弱酸性に戻るまでに約3週間ほどかかると言われています。
なので、美容室で染めた後2~3週間たってくると髪がバサバサになってしまうんです。
それと同じで、弱アルカリカラーのタイプのカラートリートメントだと、毎日アルカリを髪につけているわけですから気づかないうちに髪が徐々にバサバサになって気づいた頃には、酷い状態になってしまうんです。
とても、恐ろしいですよー、気づかないうちに髪を乾燥させる商品を髪につけているのに、ただ商品名がトリートメントとつけられているだけですからね。
よく染まる商品こそ、どんな内容成分なのか調べてから使用するようにしましょう。
よく染まるという事は、それだけ染めるための成分がそれだけ入っていて刺激が強い可能性があります。
カラートリートメントの使用法として、髪につけて10分~20分置くと染まりが良くなると説明している商品がありますがそれって白髪染めの時とほとんど変わらないことしていると思いませんか?
トリートメントと名前がついているだけで安心して使っているだけで、全くトリートメントの効果がないものだってあるんですよ。
『染まりにくい』『痛む』だったら意味ないよね?
カラートリートメントを使用してなるべく傷まないように白髪をケアしようとしているのに、染まりは悪いし、バサバサになったり、髪がゴワゴワしたりしたら何の意味もないですよね。
白髪染めでもそうですが、染まりにくい髪質の人、染まりやすい髪質の人、個人差がどうしても出てきてしまいます。
カラートリートメントの場合は、髪の内部に染料は少ししか入らず、髪の表面に染料を定着させるタイプの物がほとんどなのでどうしても、染まりが薄いです。
染まって欲しい根元の白髪には薄染まりに対して、毛先の方にはがっつり染料が入っているという、まだらな仕上がりの人がいます。
原因としては、トリートメントなのでついつい普段のトリートメントと同じように中間毛先に多くつけてしまい、根元の方にたっぷりとつけておらず、染まりが悪くなったりします。
そして、通常のトリートメントと違って染料が入っているトリートメントのため、髪をコーティングする力が髪と相性が悪ければ、ゴワゴワになってしまいます。
それも徐々に、カラートリートメントが髪の毛に蓄積されていくので始めは気づきにくいですが、気づいたときにはバサバサで、原因が何かわからないという人が多いです。
最初は、白髪を染めたい、気になる、と悩みが白髪だけだったはずなのに、カラートリートメントのせいで痛んでしまって、白髪の悩みと、髪のパサつきやダメージなど、悩みを増やすことになってしまいます。
それなら、多少ダメージがあっても、白髪染めの方がまだいいと思います。
染まりにくいカラートリートメントは痛みにくい?
では、染まりにくいカラートリートメントを使用すれば、痛みにくいしいいのかな?と思いがちですが、そうでもないですね。
そもそも、自分で白髪を染める行為に対して、プロの美容師からすると反対です。
カラートリートメントの染まり具合が未知数なのに、一か八かで使用して、仕上がりもそこそこなんて嫌じゃないですか?
染まりにくいカラートリートメントは、髪に優しいとは限らず、使用の仕方が悪かったり、髪質と相性が悪かったり、染まらない原因は色々あります。
大体、訳の分からないものを髪につけることに、どうして抵抗ないのかな?と不思議に思います。
ネットや広告を鵜呑みにしていると、商品の本質を見抜けず、結局自分の髪が痛んだり、白髪の染まりもまだらで、キレイにならなくて、自分に返ってくるんですよ。
それを、口コミがそこそこ、値段もそこそこ、なら試してみよう♪とするから失敗してしまう訳で、今この記事を読んでくださっているんだと思います。
極端な話ですが、カラートリートメントをトリートメントと思わないで欲しいです。
カラー剤の一種であり、トリートメントの効果を本当に体感したいのであればプロである美容師に相談して頂きたいです。
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最後に
今回は、カラートリートメントでよく染まるタイプは髪の毛が痛みやすいのか、そもそも痛むのか?カラートリートメントって何?という話をしてみました。
色んな商品が出回っていますが、皆さん騙されないようにして下さいね。
毎日手間をかけて、カラートリートメントを塗って10分以上放置して流すというのを繰り返すよりは、きちんと前処理と後処理をしている美容室に通い、髪質に合ったトリートメントを使用するのが1番よいと思います。
商品が沢山ありすぎて、自分に合うものが分からない時こそ、プロの美容師に相談するのが1番です。
ですが、ほとんどの美容師が自社で取り扱っているものをただ勧めるだけの商売しか考えていない人が多いです。
大手メーカーだから安心とは限りません。
髪質によっては、トリートメントが重たすぎてベタついたり、ゴワゴワしてしまうものもありますし、シャンプーの洗浄が強すぎて頭皮が乾燥するものかゆみがでるものもあります。
自分の髪と頭皮がどういう状態だから、この成分の入ったものを使うと良いという説明をきちんとできる知識のある美容師さんを見つけてケアすることが一番ですね。
カラートリートメントは、時間と手間、値段も考えると内容成分からしておススメできないのが美容師からの見解ですね。
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