最近、ネットや通販でカラートリートメントは、髪の毛を傷ませることなく白髪染めができると謳われていますが大間違いです。
カラートリートメントにも、たくさん種類があり、とてもじゃないけどトリートメントとは言えないような商品が出回っていることに恐ろしさを感じますよ。
今回は、プロの美容師がカラートリートメントの種類について解説し、そもそも傷まないと思っている考え方がおかしいことを伝えたいと思います。
皆さん髪をキレイにしたくて、色んな商品を試したり、試行錯誤していると思いますが何の知識もなく、広告やCMを信じちゃうと逆効果で髪を傷ませていることになっていますよ。
お金をかけて髪を汚くしているなんて嫌ですよね!
そうならない為にも、解説してみたいと思います。
では、さっそく♪
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カラートリートメントの種類で痛む!?
『カラートリートメント』って一言で言っても、色んな種類があります。
種類を紹介する前に、物には酸性とアルカリ性という性質があり、pH(ペーハ)と言ってpH1からpH14までの数値で表せる話を少ししますね。
小学生のころ、リトマス試験紙を使って色が変わればアルカリ性、酸性と実験をした記憶がある人も多いのでは?
1が強酸性で7に行くにつれて弱酸性、7が中性、8から弱アルカリ14が強アルカリと分類できます。
白髪を染める方法として、代表的であるのが白髪染めですが、あれはアルカリカラーと言われ、pH10ほどあるのでアルカリ性です。
市販の白髪染めの薬と美容室でする白髪染めの薬どちらも同じで、白髪染めと言われる薬剤はアルカリ性で刺激も強くダメージがでます。
次によく聞くのがヘアマニキュアですが、これはpH3ほどで酸性カラーと言われており、髪の毛を傷ませることなく染めることができます。
では、カラートリートメントってpH何だと思いますか?
アルカリ?それとも酸性?これが、カラートリートメントの種類によって傷むものがあるというからくりです。
ヘアマニキュアのように、髪の表面に色を定着させるものであれば傷ませることなく白髪を染めれますが、白髪染めのように、アルカリの力を使って髪の内部を削って染めるものだと髪を傷ませることになります。
カラートリートメントと言いながらも、pH8もあって、弱アルカリカラーじゃんと思うような商品が出回っています。
いくらトリートメント効果のある成分をたくさん入れたとしても、アルカリの時点で乾燥を引き起こしますし、かゆみの原因にもなります。
なぜか髪の毛がバサバサする、絡まる気がするという人は、もしかしたら使っているカラートリートメントが弱アルカリカラーの物を使っている可能性があるので、メーカーに問い合わせをするか、信頼できる美容師に相談してみるなど、1度確認した方がいいと思います。
自分で見るとしたら、成分表に「PPDA」や「パラフェニレンジアミン」といった成分が配合されていないか見てみて下さい。
ジアミンという化学成分には、髪や頭皮をダメージさせるだけではなくてアレルギーを引き起こす危険性があるほど劇薬な成分です。
白髪染めとかには入っているんですが、ジアミンが入っていないと染まらないために、入れているんですよね。
これに変わる、アレルギー物質じゃない成分が開発されればいいのにと、いつも思いますよ。
また、最近増えているのが、カラートリートメントの成分として、植物性の油がたくさん配合してあるものがあります。
オレンジ油とかローズマリー油、ラベンダー油、ひまわり油などなど、女性が好きそうな花の油を入れていますがおススメしません。
髪の毛に必要なのは、油ではなくて水分です。
油と水は弾いてしまうので油が多く入っているトリートメントは、ついている間はしっとりした感じがしますが内部的には髪の水分量が減る原因になるので、根本的な乾燥対策にはなっていません。
天然成分とか○○フリーと言った、言葉のワードの響きだけに囚われず、どういった効果があるのか見極めることが大切です。
ヘアカラートリートメントを辞めて、ヘアカラー、白髪染めをするとカラートリートメントの種類によっては、「硝酸銀」や「硫酸銀」という成分が入っているので白髪染めと混ざると緑色に発色する特徴があるので注意して下さい。
痛むというより、緑になると痛んで見えちゃいますからね。
硫酸銀などは、色を定着しやすくするために入っている成分なので、そこも確かめた方がいいでしょう。
それを美容師に伝えていないと、狙ったカラーが出なくて、緑を帯びた色やアッシュ系のようにくすんで、ツヤ感が出なかったりします。
そもそも痛まないと考えている方がおかしい!?
そもそも、カラートリートメントという商品を信じすぎている人が非常に多いです。
名前がトリートメントと付いているだけで、中身をみればトリートメントとはとてもじゃないけど言えない商品が沢山あります。
確かに商品によっては、アレルギー物質が配合されておらず、頭皮はもちろん髪にも優しいカラートリートメントは存在しますがそれも、完璧に良いわけではありません。
良いものと言っても、何もしないより良くなるわけではなく、ダメージが出ないようになっているだけで髪に何かつける時点で髪質は変わります。
しかも、カラートリートメントと言いながら使い方を見ると、塗布した後10分以上置いたり理想は20分置くものもあったりしてその使用方法からして、カラーと一緒じゃないですか。
それを、傷まないと思っている方が不思議ですよ!!
10分置けば色がつく、それってからーじゃない?カラートリートメント?でも染料ってことは変わらないよねって話です。
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髪を綺麗にしたいなら意外と何もしないほうが良い?
カラートリートメントで白髪をなくそうとするのは、本来何のためかと言えば、髪をキレイにしたいからですよね?
白髪が消えれば、若々しく見える、トリートメントをすればツヤが出るなど、良くなろうとして色んな商品を試す方がいますが逆効果です!
髪をきれいにしたければ、意外ですが何もしない方が髪はキレイですよ。
髪の毛を1番傷ませているのは、なぜで、どこでだと思いますか?
答えは、美容室でのカラーやパーマなどの薬剤を使ったメニューです。
美容室は、髪の毛をキレイにしに行くところと思っている人がほとんどだと思いますが、全く真逆で髪の毛を傷ませている場所でもあるんですよ。
1年に1回しか美容室に行かないような、ズボラな人の方が黒髪でツヤツヤのロングヘアーだったりしませんか?
毎月美容室でトリートメントしたり、お家でもヘアオイルをつけたり、お手入れを頑張っているのに髪の毛が汚いという人は沢山います。
髪の毛に色々つけすぎちゃっているんですよね。
美容師さんが勧めるとおりにしているのに、なんかゴワゴワしたり、まとまりが良くなかったり、毛先がバサバサするといったことがおきていませんか?
美容師も仕事ですし、商売なので、商品やトリートメントをしないか勧めてくるんですよ。
あれやこれやつけなくったって、何もしない方がサラサラでツヤツヤになりますよ(笑)
こちらの記事もおススメです♪
最後に
今回は、カラートリートメントでも種類によって痛む話をしました。
商品名や、良さそうな内容成分が配合されている広告に騙されてはいけません。
本当に髪に良いものを見極めて、白髪対策をしたいですね(*^_^*)
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