カラートリートメント痛む?痛まない?成分や内容によってバサバサになる可能性も!




毎月白髪染めをするのも、髪が痛んでしまいそう、それならカラートリートメントの方が髪に負担をかけなくて済むのかな?と思われる人が多いですが、実際どうでしょうか。

 

そもそも、カラートリートメントで本当に髪が染まるの?どうして染まるの?トリートメントなら髪に良いの?など、疑問が沢山ありますよね。

 

美容室にくるお客様も、カラートリートメントを試してみたいと質問してくるお客様が沢山いらっしゃいます。

 

今回は、そんなカラートリートメントの疑問点をプロの美容師が解説してみたいと思います。

 

そもそも、どんな原理で染めているのか、髪に良いのか悪いのかお客様は一か八かで信じて使うしかないのでそんなことは止めてください。

 

今使っている方も、本当にそれ、髪に合っていますか?

 

是非参考にしてみて下さいね(*^_^*)

 

では、さっそく♪

 

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カラートリートメント痛む?痛まない?

結論から言うと、カラートリートメントは商品によっては痛みます!

 

今すぐ辞めた方がいいものが出回っているので気を付けて欲しいです。

 

では、まず痛まないカラートリートメントについて説明しますね。

 

これは、ヘアマニキュアと同じで髪の表面に色をのせるタイプの物だと痛みません。

 

白髪染めは、髪の内部を開いて削って染料を入れ込みますが、マニキュアは表面に定着させるので削る作業がないため、痛みません。

 

例えば、街中でピンクや赤、緑など原色の髪色をした人を見かけませんか?

 

あぁいう髪色をしている人は、1度ブリーチ剤で髪を金髪に脱色をした後に、カラートリートメントで原色を入れ込んでいます。

 

これは、カラートリートメントと言われたり、カラーバターとも言われますが、分かりやすく言えば絵具やペンキを塗っている感覚ですね。

 

髪の色素を削ったりするアルカリ剤というアレルギー反応の原因となる化学薬品が入っていないので、敏感肌の人やアトピー肌の人にも使えるくらい安心感のある商品です。

 

化学薬品特有のツンとした臭いもありませんし、色を混ぜて好みの色を作ることもできたりと、ほんと絵具のように使えます。

 

今言った商品と同じような成分であれば、白髪染め用のカラートリートメントも傷まないものがあります。

 

また、アレルギーの原因となる「ジアミン」が入っていないのもカラートリートメントの特徴の一つです。

 

カラートリートメントの染色の主成分を確認しないと、商品によっては、これ普通の白髪染めとカラートリートメントの真ん中くらいの染める力があり、毎日塗ってたらボロボロになっちゃうというものもあります。

 

トリートメントじゃなくて、ただの弱めのカラー剤を少しずつ塗っていると思ったら絶対使いたくないですよね!

カラートリートメントは成分や内容によってバサバサになる可能性も!?

カラートリートメントの主成分は、2つあります。

 

1つ目は、「塩基性染料」、2つ目は「HC染料」です。

 

特にメインとなるのが、塩基性染料で、これはイオンの力で髪の表面に吸着し髪の表面をコーティングして色をつけます。

 

実際の商品には、塩基性青99とか、塩基性赤76、塩基性16などといった感じで書かれていますよ。

 

もう1つのHC染料は、非常に小さい色素なので、キューティクルの隙間から毛髪内部に入り込み定着するタイプであり塩基性染料の補助的な役割をしてくれます。

 

この2つがカラートリートメントの主成分となり、2つとも毛髪のメラニン色素を分解する訳ではないので、傷ませることなく、髪の表面に色をつけることができます。

 

そのかわり髪を明るくしたりすることができません。

 

1度の使用ではあまり染まらないのが特徴で、毎日連続使用することで定着させていきます。

 

ですが、大体の商品が色落ちが早いです。毎日使用するとわからないですがね(笑)

 

この成分の他に、髪を痛ませないようなトリートメント成分を色々と配合されているものが多いですが、pH(ペーハ)を見てみるとヘアマニキュアより痛むことがわかります。

 

pH(ペーハ)とは、小学生の頃に、リトマス試験紙を使って酸性やアルカリ性の物質の性質を調べたことが皆さんあると思いますが、物の性質です。

 

pHは、1~14まで数値があり、1が強酸性、真ん中の7が中性で14が強アルカリ性となっています。

 

ヘアマニキュアは、別名「酸性カラー」と言われていて酸性の力で染めますが、白髪染めはメーカーに限らずアルカリが10とか11とか結構強いものを使って染めています。

 

ヘアカラートリートメントのpHは、商品によって違いますが今ネットで人気の物を調べてみると、アルカリ8のものがありました。

 

これは、少しだけ、キューティクルを開かせて白髪の染まりをアップさせていることになります。

 

あれ?アルカリ性なの?じゃあ、髪の毛痛みませんか?と疑問が出てきますが、その通りです。

 

白髪染めをするよりは痛まないけど、ヘアマニキュアをするよりは痛ませていますよ。

 

それを、毎日塗る訳ですから、アルカリに傾いている髪の毛は乾燥してしまいどんどんバサバサになってしまいます。

 

お肌も髪の毛も、ビオレのCMでも言われている弱酸性の状態が良いですからね。

 

そんなこと言ったって、カラートリートメントのpHが弱酸性なのか、アルカリ性なのかなんてわからないじゃない!?

 

そうなると思いますが、わからないのに市販やネットの物を使うことがそもそも間違っていると思います。

トリートメントだから痛まないことはない!

トリートメントという名前に騙されて、髪の毛に良いと思ったら大間違いです。

 

弱アルカリカラーと言って、アルカリが弱いpH8のカラートリートメントを使いたいですか?

 

そういう商品って痛まないように、植物油を配合していたりするんですよね。

 

ヒマワリ種子油とかローズマリー葉油、ラベンダー油とか女性が好きそうなものばかり。

 

そういうネーミングの力も使って、あたかもこれは髪に良いですよ!キレイになりますよ!と騙すわけです。

 

使用している人は、気づかずに髪がどんどん痛みますから、余計にカラートリートメントじゃないと、白髪染めをするともっと痛むし刺激が強いんだと勘違いされます。

 

私のお客様にもいましたよ!白髪ぞめを2~3ヵ月に1度で我慢して、あとはカラートリートメントを使用してる人が。

 

そういう人って、大体カラートリートメントを信じ、白髪染めが悪いと疑っていますからね。

 

ですが、ちゃんとした美容室で知識のある美容師なら、白髪染めによってアルカリに傾いた髪の毛を、弱酸性に戻すケアをしっかり行います。

 

アルカリを除去して、乾燥を防ぐ水分系のトリートメントをつけて仕上げますからね。

 

なのに、お客様自身が次の日からカラートリートメントと思って使っている商品が実は弱アルカリカラー剤でそれを毎日塗るとどうでしょう?

 

バサバサにしちゃっているのはお客様自身のせいです。

 

しかも、ヘアカラートリートメントってカラー剤との相性が悪いからですね。

 

均一に色が入るわけではないので、人によっては毛先にガツンと染料が入っていて、明るくならなかったりするのでそれを美容師のせいにされても困ります(笑)

 

トリートメントは髪に良いという訳ではなく、コーティングするもの、場合によってはまったくトリートメント効果がない逆効果の商品もあることを知って欲しいです。

枝毛を治すトリートメントなんて無い!改善策は切って乾燥させないようにする!

 

最後に

今回は、ヘアカラートリートメントについて解説してみましたが、どうでしたか?

 

髪に良いと思って安易に使うのは止めたくなりませんか?

 

もし、迷っているのなら信頼できる美容師さんに相談してみてはいかがでしょうか。

 

知識のある美容師なら、ちゃんと答えてくれるはずです。

 

私も、ヘアカラートリートメントを全面的に否定している訳ではなくて、ヘアマニキュアのような効果の物は場合によって使用してもいいと思っています。

 

ですが、美容室で白髪染めをするお客様に関しては、併用は進めないですねぇ。

 

自分に合った、白髪を染める方法を見つけるといいですね♪

 

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